- 小林尚氏の経歴は?
- 小林尚氏はマッキンゼーで働いていたの?
- 小林尚氏の評判は?信用できる人物なの?
大学受験について検索していると、小林 尚(こばやししょう)という人物が発信する動画にたどりつく方も多いはず。
経営者・教育者の肩書を持ち、コンサルティング会社で働いていた経験から、教育分野について独自の意見を述べた動画を投稿しています。
この記事では以下の内容についてわかりやすく解説していきます。
- 小林尚氏(コバショー)の経歴
- 小林尚氏(コバショー)のYouTubeコメント欄が炎上している理由3つ
- 教育系の情報発信者で信頼できる人の特徴3つ
この記事を最後まで読むと、大学受験や塾など情報収集するうえで、どんな人を参考にしたらいいのかがわかります。
誤った(偏った)情報に惑わされず、受験勉強やスクールについて信頼度の高い情報を取り入れましょう!
小林尚氏(コバショー)の経歴
YouTubeで受験やキャリアについて発信している小林氏ですが、彼は一体どんな人物なのでしょうか。
ここでは以下の3つの項目で、小林氏の人物像や経歴などについて深掘りしていきます。
- 小林尚氏(コバショー)の年齢などのプロフィール
- 小林尚氏(コバショー)はマッキンゼーを受けたが落ちている
- 小林尚氏(コバショー)は個別指導塾CASTDICEの代表
それぞれ詳しく見ていきましょう。
小林尚氏(コバショー)の年齢などのプロフィール
- 1989年生まれ(35歳)
- 埼玉県出身
- 私立開成高校 卒業
- 東京大学文科Ⅰ類入学、法学部第Ⅰ類卒業
- 2012年:経営コンサルティング会社の戦略部門を経験
- 2017年:YouTubeで配信をスタート
- 2020年:株式会社キャストダイス設立、塾長に就任
得意領域は大学受験とコンサルティングで、大学や教育機関での講義・講演・セミナーなども実施しています。
著書として『開成館ロジカル勉強法』『開成・東大卒が教える 大学受験 「情報戦」を制して合格する勉強法』があります。
小林氏は在学中、大手予備校で働きながら新規校舎立ち上げに参画した経験があります。
この時期から、将来は教育業界で働きたいと思い始めたようです。
しかし既存の塾はブラックなイメージがあり、稼げそうにないと思った小林氏は、教育業界へ行く前に企業を経験したいと考えました。
企業(塾の立ち上げ)の参考になると思い、新卒でコンサルティング会社に就職しました。
小林尚氏(コバショー)はマッキンゼーを受けたが落ちている
小林氏は、新卒で以下のコンサルティング会社を受けましたが、全て落ちてしまったと語っています。(参考:YouTube)
- マッキンゼー
- ボスとコンサルティング
- ベイン&カンパニー
そして、採用された経営コンサルティング会社の戦略部門に入り、3~4年間で以下の経験を積みます。
- M&Aの情報調査
- 新規事業開発
- データの統計分析
忙しいコンサルティング会社の仕事のかたわら、副業として大手予備校の下請けの業務を行い、売上を伸ばしました。
どうしても塾を作りたいという思いはあるものの、生徒が集まらないという問題から、YouTubeの教育系チャンネルで配信をスタートさせました。
開成高校や受験をテーマに話すと再生回数が多くなり、注目されるようになったことから「いよいよ塾を立ち上げよう」という決意に至ったようです。
小林尚氏(コバショー)は個別指導塾CASTDICEの代表
小林氏は2020年に個別指導塾CASTDICE(キャストダイス)を設立し、塾長に就任しました。
以下は2024年の入試合格実績の例です。
- 東京大学 理科三類 1名
- 北海道大学 医学部 1名、歯学部 1名
- 横浜市立大学 医学部 1名
- 防衛歯科大学校 医学教育部 1名
- 宮崎大学 医学部 1名
- 東京大学 文科二類 1名
- 東京工業大学 環境・社会理工学院 1名
- 大阪大学 理学部 1名
- 神戸大学 工学部 1名
- 早稲田大学 14名
- 慶應義塾大学 6名
引用:2024年入試合格実績
東京大学や早慶の合格者が出ていますね。
設立されてまだ4年足らずですが、難関大学や医学部への合格実績もあり、黒字経営が続いているようです。
小林尚氏(コバショー)のYouTubeコメント欄が炎上している理由3つ
小林氏は生徒集めを目的として、2017年からYouTubeで受験やキャリアについて配信をスタートさせました。
ところが、小林氏のYouTubeのコメント欄には批判的な意見も多数あります。
その理由は以下の3つです。
- 学歴を重視しすぎているから
- 機嫌が態度に出やすいから
- 理想論を語りすぎて受験生を不安にさせているから
それぞれ詳しく見ていきましょう。
理由①学歴を重視しすぎているから
小林氏のYouTubeコメント欄が炎上する理由の1つは、学歴を重視する傾向があることです。
小林氏が自身が東大に現役合格していて、誰よりも勉強してきた経験があることから、学歴や結果を言動している発言が多く見られます。
例えば小林氏は、受験生版タイガーファンディングという番組内で以下のような特徴が見られます。
- 志願者の高校名や過去の模試などから判断して、志望校に受かると思えば応援する
- 志願者の人柄や志望動機が良くても、志望校合格の可能性が低いと応援しない
小林氏の意見が他の経営者(虎)たち多数派と違うことで、番組の結果(融資するかどうか)が視聴者の思った通りにならないことが多く、批判の的になるようです。
受験生版タイガーファンディング(虎の門)
何らかの理由でお金を用意できない「大学受験を目指している志願者」が、大学受験予備校・塾を運営する経営者(虎)に対してプレゼンを行い、見事納得させられたら融資や投資という形で希望額を支援してもらえる企画番組。
また以下の動画では、「東大、京大、阪大以外の旧帝大学はお勧めしない」といった発言をして波紋を広げています。
おすすめしない理由は、旧帝大が悪いからということではなく「高校1年生ならまだ時間があるから、もっと上を目指せばいいじゃん」という前向きなものです。
しかし、虎の門の番組も視聴している方の中には「やはり学歴主義で物事を語っている」と捉える方もいるようです。
理由②機嫌が態度に出やすいから
小林氏のYouTubeコメント欄が炎上する理由は、機嫌が態度に出やすい性格を良く思わない方がいるからです。
小林氏が投稿するYouTube動画の中では、穏やかでやわらかい口調で話しています。
一方で、小林氏が出演する受験生版タイガーファンディングでは、志願者によって明らかに口数が少なかったり、表情が硬かったりする場面があります。
志願者のことを気に入っているのか、よく思っていないことが明確にわかるので、大学受験する若者からすると少し怖く感じることがあるかもしれません。
思っていることが態度に出てしまう点で「大人げない」と思い、小林氏が投稿している動画に対して批判的なコメントを書く方もいます。
理由③理想論を語りすぎて受験生を不安にさせているから
小林氏のYouTubeコメント欄が炎上する理由の3つめは、理想論を語りすぎて受験生や保護者を不安にさせていることです。
「夏休みに過去問10年分は当たり前」と発言した以下の動画でも、やや炎上気味でした。
高校によっては、3年生の秋ごろまで試験範囲の授業を行っている学校もあります。
動画で小林氏は、(高2までで高校の学習内容を全て終わらせて、高3から試験対策などの演習に入っている)中間一貫校の方向けの内容を述べているのだと考えられます。
しかし、この動画を見た受験生や保護者の中には、
まだ過去問なんて解けないよ。習っていない範囲があるし…
夏に過去問を解けない状態だと、受からないのでは…?
と考える人もいるでしょう。
「理想論を語りすぎて受験生を不安にさせたり、あおったりしている」と捉えられ、マイナスなイメージを持つ視聴者もいるようです。
教育系の情報発信者で信頼できる人の特徴3つ
受験生やその保護者には、進路や試験対策などのことで不安や悩みを抱えている方も多いはず。
信ぴょう性のある情報を手に入れるには、以下の3つの特徴を持つ方の意見を参考にしましょう。
- 他者からの評価が高い
- 中立性と公平性がある
- トレンドを把握し継続的な更新をしている
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①他者からの評価が高い
教育系の情報発信者で信頼できる人の特徴は、他者からの評価が高いことです。
特に教育の分野では、専門的な知識を持ち、その情報が正確であることが求められます。
発信内容が多くの人に支持されている場合、その信頼性が高まる傾向にあります。
他者からの評価は、以下の内容を参考にしましょう。
- 書籍のレビュー
- SNSのコメント
- 教育機関や学術機関からの評価
- 受賞歴や表彰
文部科学省などの公的機関からの表彰があれば、とくに信頼性はより高く評価されます。
②中立性と公平性がある
教育系の情報発信者で信頼できる人の特徴は、中立性と公平性があることです。
偏った意見や主張に基づく教育情報は、誤解を招いたり、学習者に偏見を植え付けてしまう可能性があります。
情報発信者の中立性や公平性が保てているかは、以下のポイントに注目しましょう。
- 多様な視点を尊重しているか
- 学習者に自主的な判断を促しているか
- 客観的な事実に基づいて情報発信しているか
この大学は良いけど、この大学は受けちゃダメ!と、学習者の自主的な判断を妨げていないかどうか確認しましょう。
③トレンドを把握し継続的な更新をしている
教育系の情報発信者で信頼できる人の特徴は、常にトレンドを把握して継続的な更新をしていることです。
なぜなら「受験」などの教育分野を取り巻く環境は日々変化し、学習者へ最新の情報を提供する必要があるからです。
- デジタル教材やAIを活用した教育方法
- プログラミング教育などの新しい学習領域への対応
- 入試制度の変更に関する情報
- グローバル教育への対応
時代の変化やトレンドを無視して古い情報だけを提供していても、教育現場や学習者のニーズに合わなくなるため、最新の情報を発信することが大切です。
まとめ:小林尚氏(コバショー)の私見に偏った発信内容には要注意!
ここまで、小林尚氏(コバショー)の経歴や炎上している理由、教育系の情報発信者で信頼できる人の特徴を紹介しました。
- 小林尚氏(コバショー)はコンサルティング会社に勤めた経験がある
- 小林尚氏(コバショー)の私見に偏った教育論を述べているので注意が必要
- 教育分野の専門知識があり、中立性と公平性のある情報発信者が信頼できる
小林尚氏(コバショー)の投稿内容がすべて偏った意見だとは言いませんが、受験生を不安にさせるような内容の動画を投稿している点があるので要注意です。
受験生は進路や試験について悩みが多く、不安になりやすい時期でもあります。
ネットにあふれる誤った(偏った)情報に惑わされず、信頼できる人物の言葉を取り入れながら受験に挑んでほしいと思います。