メルカリからメルカリshopsに切り替えてみたけど、メルカリでやっていた時のようにうまく上位表示されないという人も多いのではないでしょうか。
メルカリshopsで上位に表示するためには、メルカリとは少し違った施策が必要です。
この記事では、メルカリの基本的な上位表示される仕組みを紹介しながら、メルカリshopsで上位表示させるための方法や売上を上げるコツを紹介します。
メルカリで上位表示される仕組み
メルカリでは、新しく出品された商品の順番に上位に表示されています。つまり、メルカリで上位表示させる仕組みはシンプルに新着順です。
基本の仕組みは単純な一方、国内屈指の人気フリマアプリのため、継続的にどんどん新しい商品が登場するため、既存の商品はすぐに下位に移動してしまいます。
特に、利用者の多い時間帯に出品した場合、上位表示される時間も短くなりがちです。
出品内容を更新したら上位表示できる?
メルカリで既に出品されている商品情報を更新したとしても、上位表示されることはありません。
例えば商品の説明をより詳細に書き直したり、新しい画像を追加したりしても表示順位を上げる効果は期待できないということです。
もし、ハッシュタグの設定を行なっていなかった場合は、内容更新時に新たに加えることで検索時に上位表示される可能性はあります。
直接的に上位表示を狙う場合は、商品説明やこういったキーワードの更新をするのではなく価格調整を行う方が有効です。
まずはメルカリで上位表示させる方法を解説
メルカリShopsで上位表示させる方法を知る前に、まず、メルカリで上位表示させるやり方を知っておきましょう。
メルカリ側のやり方を覚えておくと、メルカリshops側と比較する際に役立ちます。
適正価格で出品する
まず基本的な内容です。メルカリから商品を出品する際は、市場価格を調査し適正な価格で出品してください。
相場にあった価格設定を行うことで、商品がおすすめ順に掲載される可能性は高くなります。
過度に高い値段だったり逆に低すぎる価格設定は、おすすめに掲載されにくいだけでなく、見つけてもらえたとしてもユーザーに疑問を抱かせてしまうため売れにくいです。
これから紹介する施策を行う前に、まずは適切な価格設定を行えているかチェックしましょう。
100円以上の値下げをする
メルカリでは商品価格から100円以上の値下げを行なった場合に、再度上位表示できる仕組みになっています。
何度も値下げを繰り返せば常に上位表示をキープできそうに思えますが、次回の値下げを行うためには24時間待たなくてはいけません。
また何度も繰り返し値下げを行なっていると、それだけ売上は下がってしまうため適度に行うべきです。
値段を下げすぎない裏技的な方法として、値段を下げた後で上位表示されたのを確認した後にまたすぐに元の値段に戻す方法もあります。
ただし公式では推奨されていないやり方で、「値下げ→戻す」を何度も繰り返すうちにスパムアカウントと認定される可能性もあるため注意しましょう。
10%以上の値下げをする
「100円以上の値下げ戦略」と併せて有効な方法は10%以上の値下げです。
10%以上の値下げ価格が100円を超えていた場合は、「100円値下げ」に該当するため上位表示されます。
そして「いいね!」をしてくれたユーザーにも通知されるため、より商品の売れる確率を上げられるというわけです。
再出品する
メルカリで上位表示させるための最終手段として「再出品」する方法もあります。
出品された商品はタイムライン形式で新着順に表示されるため、再出品した場合も新規扱いになり上位表示できます。
再出品するには、商品をいったん全て削除して新たに出品し直すだけです。
ただし、この操作によって「いいね」やコメントもリセットされてしまうため、あくまでも最終手段として慎重に行うようにしましょう。
せっかく再出品を行うなら、商品の最も注目されるタイミングを狙うなどできるだけ計画的に実施することをおすすめします。
またあまりにも頻繁に再出品を行なってしまうと、システムによってペナルティを受けるリスクもあるため注意してください。
「いいね!」を貰える工夫をする
商品の「いいね!」数が多いほど、人気のある商品と認識され上位表示されやすくなります。
さらに、一定数以上「いいね!」のつく商品は、メルカリのタイムライン上で目立ちやすくなるため、より多くのユーザーの目に留まる機会も増えるでしょう。
「いいね!」を増やすためには、商品説明を丁寧に記載したり、魅力的な商品画像をたくさん使用したりする方法があります。
「メルカリ」と「メルカリShops」上位表示の違い
メルカリは個人間での不要品の売買がメインで、家の中にある不用品を売りたい場合など1つの商品を取り扱うケースを想定しています。
これに対して、メルカリShopsは事業者向けのEコマースプラットフォームであり、ネットショップとして使いやすいよう複数商品を取り扱える前提です。
上位表示される仕組みも大きく違います。
メルカリで通用していた「100円値下げ」「10%値下げ」の方法は、メルカリshopでは適用されておらず、システム的に上位表示させる方法は「再出品」しかありません。
例えば商品説明を変更したり、非公開にした商品を再度公開したとしても上位表示はできないため注意しましょう。
上位表示のやり方も含めて、メルカリとメルカリShopsで双方に違いのあるポイントだけを一覧表にしました。
メルカリshops | メルカリ |
---|---|
上位表示方法は再出品のみ | 上位表示方法は「10%値下げ」「100円値下げ」「再出品」など |
個人・個人事業主・法人 | 個人 |
1つの商品に複数の在庫登録ができる | 1個のみ |
1つの商品に複数の色やサイズ登録ができる | 1個のみ |
利用できない | ゆうゆうメルカリ便が利用できる |
クールメルカリ便が利用できる | 利用できない |
CSV一括登録ができる | 利用できない |
スタッフアカウントを個別に設定できる | できない |
メルカリShopsでは「100円値下げ」「10%値下げ」などの上位表示手法は取れないため、もっと根本的に売上をアップさせる方法を考えなくてはいけません。
メルカリShopsで売れるコツ
メルカリShopsで販売成功するために、上位表示以外で行える他の戦略を解説します。
「セット売り」などを活用し商品の種類を増やす
メルカリShopsは、商品ラインナップを豊富にすることで閲覧数を増やせるため売上アップに繋がります。
まだ出店して間もない時期で、出品できる商品数の少ない場合は「セット売り」を検討してみましょう。
単一商品ではなく、他の商品と組み合わせつつ「組み合わせパターン」を変えて出品することで、多くの商品を販売しているように見せることができます。
いいね!を集中させる
「いいね!」の数が多いほどおすすめに表示されやすくなるのは、メルカリshopsから出品していた場合も同様です。
「いいね!」数は商品の売れやすさに直結するため、一つの商品に「いいね!」を集中させることでより魅力をアピールしやすくなります。
1個の商品しか出品できないメルカリとは違い、メルカリshopでは1商品に対して複数の在庫を持てます。
この特徴を生かして同じ商品ページに在庫を追加していくことで、いいね!を累積しやすくなるというわけです。
ショップデザイン機能を活用する
メルカリShopsの「ショップデザイン機能」をしっかり活用し、ショップの魅力を最大限に引き出す努力も行いましょう。
この機能を使って、商品をカテゴリーや季節ごとに整理し、おすすめ商品を前面に出すことで、訪問者の購買意欲を刺激しやすいページを作れます。
実際に、ショップデザインを工夫したショップでは、商品購入率も向上する傾向にあります。
自分がユーザーだったとしてページを訪れた際に、魅力的に見えるか?選びたい商品はあるか?という目線で改良を重ねていきましょう。
商品説明を丁寧に行う
取り扱う商品説明も丁寧に行うことも大事で、商品の特徴や価値を正確に伝えると売れやすさは大きく変わります。
わかりやすい商品説明になっているのはもちろん、ほとんどのメルカリユーザーはスマホから利用している点にも注意してください。
商品説明を登録して実際にスマホの画面で見た時に、読みやすい文章になっているかチェックします。
そして同じぐらい重要な要素は商品写真です。
できるだけ色々な角度から写真を撮影するようにし、複数の写真を掲載してユーザーがイメージしやすいように工夫しましょう。
ニーズに合った商品を販売する
メルカリshopsに限らずネットショップで成功する基本は、ターゲットとなるユーザーが何を求めているかをしっかり調査し、それに合った商品を提供することです。
商品を選ぶ際は市場の需要を見極めて、季節やトレンドに合わせたアイテムを提案するようにしましょう。
自分が売りたい商品と、ユーザーの欲しい商品にズレはないかこまめに確認してください。
SNSやブログからも集客
メルカリ内の上位表示に憂慮しているなら、SNSや自社ブログからメルカリの販売ページに集客する方が効果的で楽かもしれません。
X(Twitter)・Instagram・TikTokなどSNSで魅力を伝えた後に集客し、メルカリshopsに到着した時点では「あとは買うだけ」の状態になると理想的です。
自社ブログでSEO施策を行い、商品紹介ページをGoogleで上位表示できればコストを抑えながら集客できるでしょう。
最新トレンドを確認し季節もずらす
特に洋服を販売する場合は最新トレンドもしっかり意識しましょう。
トレンドを取り入れながら季節ぴったりに合わせるのではなく、適度にずらすこともポイントです。
例えば、夏物商品を春先に提供することで、購買のピークを迎える前に早めにユーザーの関心を集められます。
ニーズの高いブランドで売る
「売れやすいブランド」を把握することも売上アップに繋がります。
Appleなどの大手メーカー商品や、アパレル系の有名ブランドは「多少傷があっても買う」というユーザーも多く、ブランドアイテムのニーズの高さも伺えます。
タイムセールを活用する
メルカリshopsを利用しているなら「タイムセール機能」もうまく活用しましょう。
タイムセールは開催する日程と割引率を決めるだけで、自動的に販売したい商品を売り出せる便利な機能です。
タイムセール商品はメルカリ内でも目立つ位置に表示される他、定期的に閲覧するユーザーも多いため売上アップが期待できます。
不定期開催される「特集ページ」は注目度もより高いため、自社商品がマッチしている場合は特集への参加を検討してみてください。
やり取りは発送まで丁寧に
直接的に売上アップに繋がる内容ではありませんが、商品を購入してくれたユーザーへの発送手続きは最後まで丁寧に行いましょう。
適切で丁寧な梱包作業を行う他、ユーザーへの状況報告メールなどもこまめに行うようにします。
信頼できるショップだと認知されれば、次回の売上に繋がる可能性も高くなります。
メルカリshopsでよくある質問(Q&Aまとめ)
メルカリshopsで上位表示する方法を知りたい人が、併せて気になる質問事例を集めました。
メルカリで上位表示する方法は?
メルカリで上位表示する方法は次のような種類があります。
- 適切な価格設定
- 10%以上の割引
- 100円以上の値下げ
- 再出品を行う
この中で、メルカリshopsで有効な方法は価格設定と再出品のみで、値下げ関連で上位表示はできないため注意しましょう。
メルカリで100円値下げされるまでの時間は?
メルカリで上位表示を狙うために100円値下げを行うと、次回に値下げを行うには24時間の期間を空けなくてはいけません。
メルカリでは「自動価格調整」機能を利用することで、商品価格を自動的に100円ずつ下げることができるためうまく活用しましょう。
メルカリshopsで検索上位するには?
メルカリShopsでシステム的に検索上位に表示する方法は、商品を再出品する手段のみです。
それ以外の方法としては、適切な価格設定や「いいね!」を一つの商品に集中させる方法も有効です。
ユーザーから検索される時に注目されるには、商品タイトルや説明文に適切なキーワードを含めることで検索結果に表示されやすくなります。
メルカリshopsの商品一括削除と再出品の方法とは?
メルカリShopsでは、商品の一括削除や再出品を行うには、CSVファイルのダウンロード・アップロード機能を活用します。
メルカリshopsで商品を一括登録する作業手順の中で一括削除もできる形です。
一括登録の大枠としては「画像をアップする」「CSVを作成しアップする」の2点です。
まず「画像をアップする」方法について、次のような手順で登録します。
- メルカリShopsの「商品管理画面」を開く
- 「CSV一括機能」>「一括登録」>「商品画像を登録」の順に選択
- 「画像をアップロード」をクリックし画像を選択
続いて「CSVを作成しアップする」の手順です。
- 「CSVファイルをアップロード」から「CSVテンプレート」をダウンロード
- 「CSVテンプレート」に必要情報を入力
- 入力した「CSVテンプレート」をアップロード
- 登録内容に不具合がないか確認し画像も登録する
- 一括登録した商品を公開
一括削除をする場合は、登録しているCSVファイルをダウンロードした後で起動し「商品ステータス」の列に登録されている1の数字を全て3に変更しアップロードするだけです。