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【2024年1月最新】プログラミングスクールの選び方とおすすめ7選

プログラミングスクールの選び方とおすすめ7選

プログラミングスキルを身につけ、ITエンジニアとしてのキャリアを積みたい方、副業やフリーランスとして活躍したい方にとって、プログラミングスクール選びはとても大切です。

経済産業省のデータではIT人材は2030年までに最大79万人が不足すると推計されていて、まだまだスキルの価値はこれから上昇すると考えられています。未経験からでも効率よく学べるスクール選びのポイントや、各スクールの特徴、料金体系、学べるプログラミング言語などを踏まえておすすめのスクール7選をご紹介します。

プログラミングスクール選びをしている方が自分にあったスクールを選べるように解説しています。

プログラミングスクールってどうなの?」と思ってる方には参考になるように書いているので、最後まで読んでみてください。

最適なプログラミングスクールの選び方

プログラミングスクールを選ぶ際には、目的やライフスタイルに合わせて適切なスクールを選ぶことで学習が継続できます。忙しい日常でどのような学習スタイルが効率的なのか、スクールの費用はいくらくらいなのかなど、知るべきことは多くあります。ここからは、自分にぴったりのスクールを探す方法をご紹介します。

目的に合わせてプログラミングスクールを選ぶ

時間やお金を無駄にしないためにも、キャリアプランや目的に合わせてプログラミングスクールを選びましょう。簡単そうに感じるといった理由や受講料が安いといった条件のみで選択するのはおすすめできません。

例えば、転職が目的なら転職支援サービスを提供するスクールを、副業やフリーランスを目指す方はプロジェクトや案件の紹介があるスクールを選ぶことも重要です。

学習する目的を決めよう!

転職が目的なら転職保証付きスクール

転職保証付きのプログラミングスクールは、カリキュラム終了後に転職のサポートを行ってくれます。

転職を視野に入れた学習環境を提供してもらえることで、安心して学習ができる魅力があります。

スクールの中には一定の条件の元、就職できなかった場合に受講料の一部または全額を返金する保証を提供するスクールもあります。

転職サポートの内容を事前にチェック!

副業かフリーランスが目的なら案件紹介付きスクール

副業やフリーランスを目的にプログラミングスクールを選ぶ場合には、案件紹介がついているスクールを選びましょう。

副業が目的の場合、稼働できる時間や条件にあった案件を紹介してもらえるため、カリキュラム修了後に円滑に目的を達成することができます。

スクール側も働き方に合わせた講義を行ってくれるため、安心して学習することができます。

副業サポートに力を入れてるスクールあります!

ライフスタイルに合わせてオンラインか通学かを決める

忙しい日常生活の中で、自分のライフスタイルや学習スタイルに合わせて、学習を進めるためのスケジュール管理が求められます。

不明点をすぐに質問できたり、目的に合わせた転職活動や案件獲得に関する悩み相談も通学スクールの方が柔軟な学習ができます

ただ、時間や場所に縛られずに学習できるオンラインスクールは、忙しいビジネスパーソンにとっても理想的な選択肢となります。

初心者ならまずは通学を検討しましょう!

教育訓練給付金とは?対象のスクールや適用条件

教育訓練給付金とは、厚生労働省が指定する教育訓練講座を受講して修了した場合に、受講料の一部が支給される制度です。

教育訓練給付金には3種類あり、一般教育給付金、特定一般教育訓練給付金、専門実践教育給付金があります。

一般教育給付金の適用条件は、雇用保険の被保険者で、支給要件期間が3年以上ある方が、1年以内の短期の一般教育訓練を受講し、修了すると教育訓練費の20%が支給されます。

特定一般教育訓練給付金の適用条件は、雇用保険に3年以上加入していて、3年以内に給付を受けていないことが条件です。

専門教育実践給付金の適用条件は雇用保険に2年以上加入していて、3年以内に給付を受けていない場合に教育訓練経費の50%(年間上限40万円)が支給されます。さらに、修了後1年以内に目標として設定した資格を取得し、就職した場合は教育訓練費の70%(年間上限56万円)が支給されます。

いずれの制度でも除外の要件や雇用保険の被保険者期間の条件は数多くあります。自身が該当するかどうかは、厚生労働省やハローワークで確認することをおすすめします。

教育訓練給付制度とは<引用:厚生労働省>
  • 最大70%の支給がある制度
  • 20%は転職を伴う場合に適用される

学べる言語や技術をチェック

プログラミングスクールを選ぶ際には、自分が学びたい言語や技術がカリキュラムに含まれているかを確認することが重要です。

例えば、副業を目的とした学習をする場合に、週2日で3時間くらいの稼働を想定しているとします。その場合にどのような案件が対象になるかを知る必要があります。

その上で、使える時間に適した言語や技術を選ぶ必要があるので、スクールで扱うカリキュラムをチェックすることが大切です。

【注意】選んではいけないスクールとは?

プログラミングスクールの選び方を理解していただいた上で選んではいけないスクールについてもご説明していきます。

自分の学習スタイルや目的に合ったスクールだと思っても避けるべきスクールが存在します

注意点を把握して、選んではいけないスクールを避けるようにしましょう。

質問ができない or 回数に制限がある

質問ができない、または質問する回数に制限があるスクールは避けるべきです。プログラミング学習では疑問を持つポイントが多岐に渡ります。

パソコンにプログラミングをするためのソフトウェアを準備することを「環境構築」と呼びます。未経験者の場合には、こうした準備段階でトラブルが発生することが多くあります。

解決できるまで質問をしなければならないことを考えると、質問を自由にできない環境では学習効率が大きく低下する可能性があるため、質問できる環境が整っているかには注意が必要です。

質問や学習サポートがないスクールはNG

客先常駐の案件しか紹介されない

客先常駐の案件しか紹介されないスクールは、受講生のキャリア形成を充分に考えていない可能性があります。客先常駐の案件でも学習したスキルを活かして経験を積むことができる場合もあります。

しかし、未経験で派遣されたエンジニアに最初から既存の案件で成果を上げることは難しく、多くの時間をテスト実施やドキュメントの整理などといったプログラミングに直結しない業務に時間を割く可能性もあります。幅広い案件から受講生のキャリア形成をサポートする案件を紹介しているスクールなのか注意が必要です。

客先常駐のみを紹介するスクールはNG

受講料が高過ぎなのに給付金など保障がないスクール

受講料が高額でありながら、教育訓練給付や就職祝い金などの保障がないスクールは、費用対効果の面で疑問があります。

高い受講料を支払う場合には、それに見合った質の高い教育やサポートが提供される必要があります。

初期投資が大きくなると、予期せぬ事態に対応できないため、受講生が抱えるリスクが高くなってしまいます。

教育訓練給付金がないスクールはNG

【2024年1月】プログラミングスクールおすすめ7選

2024年1月現在、プログラミングスキルを身につけたい方々に向けて、おすすめのプログラミングスクールを7つ厳選してご紹介します。これらのスクールは、それぞれ独自のカリキュラム、サポート体制、特色を持っており、あなたの学習目的やライフスタイルに合わせて選ぶことができます。未経験からプロを目指す方、副業やフリーランスとしてスキルを活かしたい方にも最適なスクールをピックアップしました。

RUNTEQ

RUNTEQ<引用:RUNTEQ>

RUNTEQは、実践的なプロジェクトを通じて、即戦力となる開発スキルを身につけることができるスクールです。

9ヶ月で約1,000時間の学習を通して現場で活躍できるカリキュラムを持っています。個別のキャリアサポートも充実しており、転職を目指す方に特におすすめです。

オンラインカリキュラムのみを提供していて、通学はありません。受講料は550,000円と高額ですが、Webエンジニア転職コースの「Ruby on Rails専攻」は専門教育実践給付制度の対象で、受講料の最大70%(最大給付額385,000円)が給付金として支給されます。

DMM WEB CAMP

DMM WEBCAMP<引用:DMM WEBCAMP>

DMM WEB CAMPは、初心者からでも安心して学べる環境を提供しているスクールです。

オンライン完結のプログラミングスクールで、自分のペースで学びたい方に適しています。未経験から副業で毎月5万円を目指す「副業・フリーランスコース」もあります。学習コースによって期間も料金も様々です。

多くのコースが専門実践教育訓練給付制度の対象で、受講料の最大70%が給付金の対象となります。

TECH CAMP

TECH CAMP<引用:TECH CAMP>

TECH CAMPは、短期間で集中的に学べるブートキャンプ形式のスクールです。

短期間でスキルアップを目指す方に最適なスクールです。転職サポートには全額返金保証があり、キャリアサポートを受け、サポートが終了する182日を超えても内定が1社も出ない場合には、受講料が全額返金されます。

副業サポートも追加料金なしで受注から納品までサポートしてくれます。受講料は通学プランで932,800円、オンラインプランで877,800円と高額ですが、専門実践教育訓練給付制度の対象で最大70%の給付が受けられます。

CodeCamp

CodeCamp<引用:CodeCamp>

CodeCampは、オンラインで完結するプログラミングスクールで、自宅で自分のペースで学びたい方におすすめです。

「プログラミングコース」は4ヵ月で308,000円、未経験からエンジニアを養成する「エンジニア転職コース」は4ヵ月で594,000円ですが、経済産業省「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」の対象で50%(270,000円)の補助が受けられます。キャリアサポートとして適性診断を通じたコンサルティングや履歴書の添削などを通じて転職サポートを行います。

ポテパンキャンプ

ポテパンキャンプ<引用:ポテパンキャンプ>

ポテパンキャンプは、即戦力となるエンジニアを育成することに特化したスクールです。実践的なプロジェクトが多く、手厚いサポート体制で学習を進めることができます。未経験からWebエンジニアを目指す「Railsキャリアコース」は5ヵ月で440,000円ですが、経済産業省のリスキリングを通じたキャリアアップ支援事業を活用し、在職者で、雇用主の変更を伴う転職を行うなどの条件を満たせば、最大で70%(280,000円)が支給されます。

転職保証制度として、キャリアサポートから180日を経過しても内定がない場合には受講料の全額を返金してもらえます。利用規約には30歳未満、東京での就職ができずに内定がない場合、ポートフォリオに60日以上を要したなどの除外要件があるので、詳細には注意してください。

TechAcademy(テックアカデミー)

TechAcademy(テックアカデミー)<引用:TechAcademy(テックアカデミー)>

TechAcademyは、オンラインでの個別メンタリングが特徴のスクールです。自分のスケジュールに合わせて、柔軟に学習を進めることができます。「エンジニア転職保証コース」や「はじめての副業コース」といったキャリア形成を目的としたコースがあります。

「エンジニア転職保証コース」は16週間で547,800円、「はじめての副業コース」は16週間で526,900円ですが、経済産業省のリスキリングを通じたキャリアアップ支援事業を活用すると受講料の最大70%が給付されますが、副業を目的とした場合でも給付額の20%分は雇用主の変更がある転職を伴う場合に給付されるなど条件には注意してください。

COACHTECH(コーチテック)

COACHTECH<引用:COACHTECH>

COACHTECH(コーチテック)は、フリーランスエンジニアを目指す人向けのオンラインプログラミングスクールで、現役エンジニアのコーチによる個別サポートが特徴です。チャットで30分以内の回答を目指している学習サポートや、カリキュラム修了後にテストに合格することでスクール内のコミュニティに所属し、フリーランスとして初めての案件開発の保証があります。

ただし、フリーランスエンジニアを目指すスクールのため、転職のサポートは行っていません。料金は3ヶ月のプランで429,000円で、給付金制度の適用はありません

プログラマーの年収!副業はこんなに高単価

IT技術者は今後不足が顕著になる見込みがあるため、プログラミングスキルの価値はますます高まっていきます。需要に対して供給が少ないことでIT技術者の年収は他の職種と比較して高くなっていきます。プログラマーやシステムエンジニアの年収額を把握して、どのような形で副業に取り組むか検討材料にしてください。

プログラマーの年収

厚生労働省が行った賃金構造基本統計調査によると、日本におけるプログラマーの平均年収は約420万円です。この調査では、プログラミング言語や業務種別ごとの調査結果はありません。

日経クロステックが実施した調査の結果では、Javascriptの平均年収は663万円、SQLの平均年収は657万円、C/C++とR言語は650万円が上位に入っています。一概に評価できるものではありませんが、古くから使われていて現代ではあまり見ることのない言語と比較すると年収で100万円以上の差があります。

開発言語別の技術者年収ランキング<引用:日経クロステック>

令和5年賃金構造基本統計によると、学歴別の月収は、高校卒業者で28万1千円、大学卒業者で36万9千円であるため、比較的低くない年収といえます。

副業やフリーランスの単価

レバテックフリーランスに掲載されている案件では、C#やC++を用いたコンシューマーゲーム開発、Unityを用いたソーシャルゲーム開発では週2日または業務委託で月収60万円、Javascriptを用いたAIシステムの開発では週3日または業務委託で月収70万円との結果がでています。ただし、週2日以上の案件でも実質的には週3~4日といった対応日数が必要になるため、専業に近い働き方になる可能性もあります。

まとめ

プログラミングスクール選びは、リスキリングの観点やキャリア形成では重要です。この記事では、目的に合わせたスクールの選び方から、転職保証や案件紹介の有無、オンラインと通学の選択、教育訓練給付金の活用方法、そしておすすめのスクール7選まで、幅広くご紹介しました。

また、プログラマーとしての年収や副業・フリーランスとしての単価についても触れ、プログラミングスキルが将来的にどれだけ価値を持つかを示しました。この記事が、プログラミングスクール選びの一助となり、キャリア形成に役立つことを願っています。